『グッド・オーメンズ』シーズン2のロケ地をGoogleストリートビューで巡る。
ついに、『グッド・オーメンズ2』が本日7月28日午前9時に配信されましたね!!前シーズンから約4年以上、『ロックダウン』からも約3年経ちました。当初は原作小説の著者であり脚本家のニール・ゲイマン先生は続編はないと発表していて、少し長い映画として観てほしいと述べていたので、私も続編が決まってからずっと楽しみにしていました。
シーズン1でも使われたロンドンのソーホーのアジラフェルの古書店やマギーが営む“スキニーラテ”やニーナの“コーヒーをさもなくば死を”、アジラフェルの嫌いなパブ“ダーティー・ドンキー”等のセットは、クロウリー役デヴィッド・テナントさんが生まれた街であるスコットランドのバスゲートにあります。シーズン2ではスコットランドの物語も多く出てきて、撮影のほとんどはスコットランドで行われました。
セント・ジェームズ・パーク 公園のベンチ
Horse Guards Road, London, SW1A 2BJ, England
ロンドンのバッキンガム宮殿の近くにあるアジラフェルとクロウリーがよく密会していたお馴染みの公園ですね。クロウリーによるとアヒルにはパンではなく冷凍豆が良いそうです。今シーズンではクロウリーの地獄の後任シャックスと会うシーンとして出てきますが、シーズン1では実際にもセント・ジェームズ・パークで撮影されていましたが、シーズン2ではエディンバラにあるインヴァーリス・パークで撮影されました。
Inverleith Park クロウリーとシャックスの公園のベンチ
雰囲気が少しセント・ジェームズ・パークに似ていますね。ニール・ゲイマン先生によるとスタッフが餌を投げるほどアヒル達が逃げていくそうです(笑)
Circus Lane ベントレーを泊めていた場所
Edinburgh, EH3 6SU, Scotland
地獄が家賃を出していたフラットから追い出されたクロウリーがベントレーで車中泊をするために停めていた場所です。1828年に建てられたSt. Stephenという49メートルの高さの教会が見えて、石畳の道と建物がとても美しい街並みですね。かつては一階が馬小屋でその上に人が住んでいた建物だったそうです。このエリアは芸術家や作家や詩人、ミュージシャンなどが住んでいるエリアで知られていて気まぐれで風変わりな魅力があります。クロウリーが愛車をここに停める理由が分かる気がしました。
Cask & Barrel 死体盗掘人のパブ
24-26 West Preston Street, Edinburgh, EH8 9PZ, Scotland
実際には「Cask & Barrel」という名前のパブですが、撮影では看板を「The Resurrectionist(死体盗掘人)」に変えました。劇中でこのパブはジュークボックスの曲がバディ・ホリーの「Everyday」に変わってしまうという不思議なことが起こっていましたね。ガブリエルとベルゼブブが訪れる前はテナントさんの好きなスコットランドの双子のバンドであるザ・プロクレイマーズの「Letter from America」という曲が流れていました。12時から22時まで営業しています。(土曜日と金曜日は23時まで)
Old Town Cemetery ガブリエル像がある墓地
Stirling, FK8 1EG, Scotland
AZフェルの秘密の日記第603巻の記述、1872年11月10日のエディンバラで死体を掘り起こしていた墓地です。スターリング城から徒歩4分です。残念ながらガブリエルの像はセットであり、実際にはありません。あのタイタニック号のエンジニアの墓石や、物語で出てきた聖書のヨブの書の場面を再現した墓石もあるそうです。
Broad Street、Mar Place スターリング城近く
Stirling, Scotland
クロウリーがアジラフェルとエルスペスが“ニシンの酢漬け”の荷台に乗せた死体を運んでいた場面の通りです。こちらも近くにはスターリング城やオールド・タウン墓地、ホーリー・ルードという教会があります。
The Hippodrome ウエストエンドの舞台
10 Hope Street, Bo'ness, EH51 0AA, Scotland
1941年にアジラフェルとクロウリーがウエストエンドの舞台でマジックを披露した劇場です。奇跡が封じられた中で銃弾キャッチをしました。1912年にオープンしたスコットランドで最も古いpurpose-built(特別な目的のために建てられた)映画館です。毎年3月にはサイレント映画のフェスティバルが開催されます。
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』ロケ地をGoogleストリートビューで巡る。
2021年に公開されたホラー映画『ラストナイト・イン・ソーホー(原題: Last Night In Soho)』。“眠らない街”と呼ばれるロンドンの“ソーホー”で、60年代と現代が交錯しながら進んでいくストーリーで、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえる作品です。
女の子のファッションが可愛いくて、60年代の音楽に心が躍り、斬新なカメラワークや映像はさすがは『ベイビー・ドライバー』の監督エドガー・ライト。ハラハラドキドキしてホラー映画としても素晴らしい作品です。BAFTA(英国アカデミー賞)にもノミネートされました。
そしてなんといっても魅力は、サンディ役アーニャ・テイラー=ジョイ(『EMMA エマ』、『クイーンズ・ギャンビット』)、エロイーズ“エリー”役トーマシン・マッケンジー(『ジョジョ・ラビット』)、ジャック役マット・スミス(『ドクター・フー』)という豪華俳優でしょう。
エリーの実家
エリーが祖母と住んでいたお家です。最初のシーンでエリーが音楽を聴きながら可愛いドレスを着てノリノリで荷造りしていましたね。
映画ではイギリス南西部の“コーンウォールのレッドルース”だと言っていましたが、実際のロケ地はロンドンから1時間弱のイギリス南東部の“バッキンガムシャー”にあります。
なんとこの家は『新米刑事モース〜オックスフォード事件簿〜』や、『グッド・オーメンズ』、『ダウントン・アビー』の撮影地としても使われていました。
エリーがコーラを買ったコンビニ
ロンドンへ着いたエリーが乗ったタクシーのストーカーっぽい運転手さんから逃げるためにコンビニへ駆け込んだ時のお店です。
平日と土曜日は6:30から19:00まで営業していて、日曜日は休みだそうです。
エリーの学生寮
エリーが通っていた学校は“ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション”でしたが、実際には“ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)”の学生寮だそうです。
エリーが寮の人達に誘われて行ったパブ
“トゥーカン”というお洒落なパブです。アイルランドのビールが飲めるそうです。後にエリーがバイトとして働くこととなるバーですね。ちなみに60年代には“ナックルズ・バー”があったそうです。日曜日休みで、平日は16時から22時まで、土曜日は13時から22時まで営業しています。映画の背景に映っていたパブのトイレの素敵な落書きは実際にもあるのか気になります。
エリーの学校
実際に“ロンドン芸術大学(通称:UAL)”のカレッジの一つである“ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション”で撮影されました。個人的には図書館のシーンが特に怖かったです。Googleストリートビューで内観も確認できるので良かったら確認してみてください。劇中に出てきた教室や施設がたくさんありました。
Ms.コリンズの宿
エリーがMs.コリンズから借りていた“グージ・プレイス8番”の宿です。実際と同じ住所です。映画では赤色のドアでしたが、実際には淡い水色のドアですね。
カフェ・ド・パリ
60年代にエリー/サンディがジャックとダンスをしていたあの有名なシーンですね。私の大好きなシーンです。実際にはEmpire Cinemasという映画館でしたが、残念ながら2023年5月11日で閉鎖されることになったそうです。ちなみに“カフェ・ド・パリ”の内装はスタジオのセットで撮影されました。
リアルト
サンディのオーディションがあった“リアルト”という劇場があった場所です。実際はThe Little Scarlet Doorというバーです。サンディがペトゥラ・クラークの1964年のシングル曲「恋のダウンタウン」を歌っていましたね。
まとめ
ロンドンへ行く機会があれば訪れてみたいです。
公式から監督が一部のロケ地の説明やどのように撮影されたかを語られている動画が投稿されています。とても興味深いので良かったら見てみてください。