映画『ラストナイト・イン・ソーホー』ロケ地をGoogleストリートビューで巡る。
2021年に公開されたホラー映画『ラストナイト・イン・ソーホー(原題: Last Night In Soho)』。“眠らない街”と呼ばれるロンドンの“ソーホー”で、60年代と現代が交錯しながら進んでいくストーリーで、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえる作品です。
女の子のファッションが可愛いくて、60年代の音楽に心が躍り、斬新なカメラワークや映像はさすがは『ベイビー・ドライバー』の監督エドガー・ライト。ハラハラドキドキしてホラー映画としても素晴らしい作品です。BAFTA(英国アカデミー賞)にもノミネートされました。
そしてなんといっても魅力は、サンディ役アーニャ・テイラー=ジョイ(『EMMA エマ』、『クイーンズ・ギャンビット』)、エロイーズ“エリー”役トーマシン・マッケンジー(『ジョジョ・ラビット』)、ジャック役マット・スミス(『ドクター・フー』)という豪華俳優でしょう。
エリーの実家
エリーが祖母と住んでいたお家です。最初のシーンでエリーが音楽を聴きながら可愛いドレスを着てノリノリで荷造りしていましたね。
映画ではイギリス南西部の“コーンウォールのレッドルース”だと言っていましたが、実際のロケ地はロンドンから1時間弱のイギリス南東部の“バッキンガムシャー”にあります。
なんとこの家は『新米刑事モース〜オックスフォード事件簿〜』や、『グッド・オーメンズ』、『ダウントン・アビー』の撮影地としても使われていました。
エリーがコーラを買ったコンビニ
ロンドンへ着いたエリーが乗ったタクシーのストーカーっぽい運転手さんから逃げるためにコンビニへ駆け込んだ時のお店です。
平日と土曜日は6:30から19:00まで営業していて、日曜日は休みだそうです。
エリーの学生寮
エリーが通っていた学校は“ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション”でしたが、実際には“ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)”の学生寮だそうです。
エリーが寮の人達に誘われて行ったパブ
“トゥーカン”というお洒落なパブです。アイルランドのビールが飲めるそうです。後にエリーがバイトとして働くこととなるバーですね。ちなみに60年代には“ナックルズ・バー”があったそうです。日曜日休みで、平日は16時から22時まで、土曜日は13時から22時まで営業しています。映画の背景に映っていたパブのトイレの素敵な落書きは実際にもあるのか気になります。
エリーの学校
実際に“ロンドン芸術大学(通称:UAL)”のカレッジの一つである“ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション”で撮影されました。個人的には図書館のシーンが特に怖かったです。Googleストリートビューで内観も確認できるので良かったら確認してみてください。劇中に出てきた教室や施設がたくさんありました。
Ms.コリンズの宿
エリーがMs.コリンズから借りていた“グージ・プレイス8番”の宿です。実際と同じ住所です。映画では赤色のドアでしたが、実際には淡い水色のドアですね。
カフェ・ド・パリ
60年代にエリー/サンディがジャックとダンスをしていたあの有名なシーンですね。私の大好きなシーンです。実際にはEmpire Cinemasという映画館でしたが、残念ながら2023年5月11日で閉鎖されることになったそうです。ちなみに“カフェ・ド・パリ”の内装はスタジオのセットで撮影されました。
リアルト
サンディのオーディションがあった“リアルト”という劇場があった場所です。実際はThe Little Scarlet Doorというバーです。サンディがペトゥラ・クラークの1964年のシングル曲「恋のダウンタウン」を歌っていましたね。
まとめ
ロンドンへ行く機会があれば訪れてみたいです。
公式から監督が一部のロケ地の説明やどのように撮影されたかを語られている動画が投稿されています。とても興味深いので良かったら見てみてください。